平成20年度 『夏期労働災害防止強調運動』各地で展開

【はじめに】
 当協会では毎年、荷動きが増加する夏期と年末・年始の時期をとらえ、「労働災害防止強調運動」を展開しています。この時期は比較的労働災害が多発する傾向にあり、いま一度、会員事業場の皆様に労働災害防止に対する認識を高めていただくよう諸対策を講じているものです。
 本年度の「夏期労働災害防止強調運動」は、7月1日〜31日までの間「危険予知 思ったその時 小さな改善 やらずに後悔 大きな災害」をスローガンに各地で展開しました。
 協会本部・支部において「労働災害を発生させてはならない」との決意の下、当運動で取り組んできた活動を簡単に紹介します。

 

【各支部で取り組んだ活動の概要】

 ○ 会員事業場への当運動PR用のぼり、自主製作による安全のぼり及び安全ポスターの配布
 ○ 広報誌による「夏期労働災害防止強調運動要綱」及び「職場の安全衛生点検表」の周知
 ○ トラック会館等への当運動懸垂幕の掲揚
 ○ 広報車による街頭広報活動
 ○ 会員各事業場への安全パトロール(自主点検表によるチェック・回収を通じた安全指導)

 ○ 業界紙を活用した広報

夏期労働災害防止強調運動紙のぼり

 ○ 当協会災防指導員による主要幹線道路・交差点駐留監視、危険箇所調査
 ○ 労働災害防止大会の開催
 ○ 安全研修会・安全運転講習会の開催
 ○ テレビ・ラジオを活用した本運動についての広報活動
 ○ 会員事業場へのリスクアセスメントイラストシートの配布

 

【活動の具体的内容】
 多くの支部では本運動のぼり・ポスターを会員事業場へ配布し、従業員の安全意識を高める活動に努めました。また、写真のように「リスクアスメントの実践」の文字を取り入れた独自ののぼりを製作した支部もありま した。

安全ポスター

 会員各事業場へのパトロール活動では、ほとんどの支部で「職場の安全衛生自主点検表」を用いながら事業場への安全指導を行いましたが、その中で、労働基準監督署と連携して「アルコールチェッカーの導入」、「運転適性診断実施の有無」「運転者への安全教育」といった独自の項目を含めたチェックリストを活用し、注意を喚起していた支部がありました。
また、「安全研修会」、「安全運転講習会」など、ドライバーに直に接する形で労災防止啓発を行った支部もありました。
 今年度新たに作成された「陸上貨物運送事業労働災害防止計画」※には、荷役運搬作業における安全の確保やリスクアセスメントを含め、今後の陸運業における安全衛生対策の指針が示されていますが、これを踏まえ、当協会発行の「リスクアセスメントイラストシート」を全会員に配布し、リスクアセスメントの普及に努めた支部がありました。

 陸運業における死傷災害(休業4日以上)は、長期的には減少を続けてきていますが、平成18年・19年については、わずかではあるものの二年連続して前年より増加したところであり、平成20年についてもこのような増加傾向が懸念されます。このため当協会では、このような傾向について注意喚起しながら当運動をはじめ労働災害現象へ向けて種々対策を進めております。会員事業場の皆様におかれましても、どうか、引き続き自社の安全活動にお取組みいただきますよう、お願いいたします。

 ※ 「陸上貨物運送事業労働災害防止計画」→ダウンロード【PDF】

強調運動紙のぼり

(愛媛県支部製作)

安全研修会の開催風景(岐阜県)