第20回全国フォークリフト運転競技大会結果(速報・講評)

快晴に恵まれた平成17年10月2日(日)、埼玉県トラック総合教育センター(大里郡花園町)において、 選手応援、協会関係者他約350名の参加者を集め、第20回全国フォークリフト運転競技大会を開催し、盛会裡に幕を閉じました。

 出場選手は47都道府県から 一般部門63名、女性部門13名、合計76名が出場。入賞者は下記のとおりです。

             

           入賞者 (一般部門)

  都道府県 ゼッケンNo

氏  名

合計得点 学科競技 点検競技 運転競技
優勝 高知県 74 高松洋二 980 300 100 580

厚生労働大臣賞

(当協会)会長賞

準優勝 大阪府 45 奈尾典夫 977 300 97 580 会長賞
3位 茨城県 44 柴田順和 971 294 97 580 会長賞
4位 東京都 73 加島栄光 967 282 100 585 会長賞
5位 京都府 63 井上則章 967 300 97 570 会長賞

           

                        入賞者(女性部門)

 

都道府県

ゼッケンNo

氏  名

合計得点

学科競技

点検競技

運転競技

優勝 東京都 3 松村由美子 966 294 97 575

厚生労働大臣賞

(当協会)会長賞

準優勝 香川県 12 谷口容子 901 276 100 525 会長賞
3位 神奈川県 1 桐生千秋 892 252 100 540 会長賞
4位 京都府 4 元川悦子 887 282 100 505 会長賞
5位 愛知県 8 鈴木弥生 881 282 64 535 会長賞

 

 

                 競技別 最高・最低・平均点(一般部門)

  (満点)

最 高 点

最 低 点

平 均 点

学 科 競 技 (300) 300 186 260.3
点 検 競 技 (100) 100 60 93.1
運 転 競 技 (600) 590 355 530.8

 

                  競技別 最高・最低・平均点 (女性部門)

  (満点)

最 高 点

最 低 点

平 均 点

学 科 競 技 (300) 294 162 236.3
点 検 競 技 (100) 100 60 84.3
運 転 競 技 (600) 575 140 428.1

 

 

    

【講評要旨 技術管理部長 高梨和夫】

 選手並びに関係者のご協力により、滞りなく競技大会を終えることができ、感謝申し上げる。また、多くの方に最後まで応援いただき、大会を盛り上げていただいたことにも感謝申し上げる。
 選手の皆さんは暑い中、待ち時間も長く大変お疲れ様でした。

 「一般の部」の平均点は、各競技とも昨年とほぼ同じだった。また、「女性の部」の優勝者は、966点と大変な高得点であった。女性のオペレータが増えている中で喜ばしいことである。

 学科競技は競技時間を10分間短縮したにもかかわらず、昨年はいなかった満点者が4人でた。一方で、200点に満たない選手も多くいた。得点の低かった選手は、再度復習をお願いしたい。

 点検競技は、例年どおり満点を取る選手が多くでた。しかし、約3割の選手が前輪のエア不足を指摘できなかった。安全作業の基本である作業開始前の点検では、43項目の点検を忘れずに実施するようお願いする。

 運転競技では、満点はいなかった。フォークの高さが不適当、停止線での一旦停止及び停止位置の不良、パレット端面と架台端面が不一致、障害物との接触などで減点される選手が多くいた。
 なお、今大会では「ギヤ鳴り」は減点対象にしないこととした。

 全国から選りすぐりの選手による大会であっただけに、非常にレベルの高い競技大会であった。
 運転の技術と知識の向上並びに遵法精神と安全意識の高揚を図るという、本大会の目的は十分に果たすことができたと考えている。

 最後に、皆さんの優れた知識、技術は自分だけのものとせず、ぜひ職場全体に広めてもらうようお願いする。