トップ 水戸線分会が荷主・配送先事業者と共同宣言を締結しました

【茨城県支部水戸線分会の活動報告】

労働災害防止をめざして、荷主・配送先事業者と共同宣言を締結

  荷主・配送先等(以下「荷主等」という。)の事業場構内で多く発生している陸運業の労働災害を減少させるために、陸運事業者と荷主等事業者それぞれの当事者を代表して当協会茨城県支部水戸線分会(小林幹愛分会長)と㈳筑西労働基準協会(清水光一会長)が本年8月24日、筑西労働基準監督署にて今村とみ子署長の立ち会いで、下記の宣言を行いました。
  陸運事業者と荷主等事業者の共同宣言は全国的にも珍しく、茨城県内では初めてのことです。

 

 

  陸運事業者と荷主等事業者は、荷主等の構内における貨物自動車乗務員の安全対策や交通安全対策について、共同、協力して取り組むこととします。

 

  陸運事業者は、経営トップ自らが安全衛生に関する責務と基本方針を表明するとともに、安全目標や重点実施事項を含む年間安全衛生活動計画を策定し、これを誠実に実施します。

 

  荷主等事業者は、貨物自動車乗務員が荷主等の構内において安全に作業ができるよう、安全通路の確保、立入禁止箇所など標識の設置、積荷や荷台の上など高所で荷役作業を行う場合の作業床や安全帯使用設備等の墜落・転落防止設備の設置について、可能な限り配慮します。

 

  荷主等事業者と陸運事業者は、構内の交通安全、荷役作業の安全及び適正な安全運航管理計画の実施に関して両者で協議する「懇談会組織」を設置するか、荷主等事業者が実施する「安全衛生協議会」に陸運事業者が参加できるようにします。

 

  以上の取り組みに臨時の傭車も適宜参加できるよう、注文者である陸運事業者の責任において、本共同宣言を関係者に周知・徹底します。

 

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