トップ > 年頭挨拶 > 警察庁交通局長年頭挨拶

交通局長年頭挨拶

警察庁交通局長  石井隆之

  新年あけましておめでとうございます。
  皆様方には、日頃から陸上貨物運送事業にかかる交通事故防止対策につき、格別な御配慮をいただきますとともに、警察行政の各般にわたり、深い御理解と多大な御支援をいただいており、厚く御礼を申し上げます。
  さて、平成24年中の交通事故情勢につきましては、死者数が4年連続して5,000人以下となり、12年連続の減少となったほか、発生件数及び負傷者数も過去最悪であった平成16年から引き続き減少しております。
  これも皆様方を始めとする、関係各位の御尽力のたまものであると改めて感謝する次第であります。
  しかしながら、個々の交通事故事件に目を向けてみますと、交通事故死者数の約半数を65歳以上の高齢者が占めているほか、いまだ飲酒運転等の悪質違反に起因する交通事故によって多くの尊い命が犠牲となるなど、決して予断を許さない情勢にあります。
  こうした情勢を踏まえ、警察といたしましては、政府の第9次交通安全基本計画に掲げられた「平成27年までに交通事故死者数を3,000人以下とし、世界一安全な道路交通を実現する」との目標を達成するため、交通事故死者数の約半数を占める高齢者への対策を始め、一層の交通死亡事故抑止対策を推進し、更なる交通事故犠牲者の減少を目指してまいります。
  また、昨年、集団登校中の児童等が多数死傷する事故など、社会的反響の大きい交通事故が相次いで発生していることを受け、警察庁を始め関係する省庁等においてこの種事案に係る対策を推進するとともに、無免許運転の罰則の見直しや一定の病状を呈する病気等に係る運転免許制度の在り方についても検討を行っているところであります。
  もとより、交通死亡事故抑止は、ひとり警察のみで達成できるものではなく、関係機関・団体との緊密な連携による官民一体となった取組が不可欠であることは申すまでもありません。
  とりわけ、貨物輸送事業においては、職域における日々の交通安全教育が極めて重要と考えており、皆様方におかれましては、個々の運転者が一般ドライバーの模範となるよう、適切な運行管理や運転者教育を実施していただくなど、なお一層の交通事故防止に向けた取組をお願い申し上げます。
  結びに、貴協会のますますの御発展と皆様の御健勝、御多幸を祈念いたしまして、新年の挨拶とさせていただきます。