トップ > 年頭挨拶 > 警察庁交通局長年頭挨拶

交通局長年頭挨拶

警察庁交通局長  鈴木基久

 新年あけましておめでとうございます。
 皆様方には、日頃から陸上貨物運送事業に係る交通事故防止対策につき、格別な御配慮をいただきますとともに、警察行政の各般にわたり、深い御理解と暖かい御支援をいただいており、厚く御礼を申し上げます。
 さて、近年、交通事故における致死率の高い高齢者の人口が増加していることなどを背景として、交通事故死者数が減りにくい状況が続いており、第9次交通安全基本計画において掲げた「平成27年までに24時間死者数を3,000人以下とする」という目標については、残念ながら未達成に終わるなど、交通事故情勢は厳しい状況にあります。
 こうした情勢を踏まえ、警察といたしましては、悲惨な交通事故を1件でも減少させ、政府が目標とする「世界一安全な道路交通」を実現すべく、高齢者の事故防止を始めとする総合的な交通事故抑止対策を一層強力に推進していくこととしております。
 また、昨年6月、高齢運転者や貨物自動車に係る交通事故防止等を目的とする改正道路交通法が成立したところであり、その円滑かつ適切な施行に向け、関係機関等と緊密に連携し準備作業を進めていくこととしております。
 本年から第10次交通安全基本計画がスタートすることとなりますが、現下の厳しい交通事故情勢の中で交通死亡事故等抑止の効果を上げるためには、警察と関係機関・団体が連携を一層強化し官民一体となって諸対策に取り組んでいくことが不可欠と考えております。
 貴協会におかれましては、貨物運送事業の職域における交通安全の取組の推進にご尽力いただいているところであり、貨物自動車に係る交通事故防止が更に図られるとともに、事業に携わる運転者が一般ドライバーの模範となっていただくよう、適切な運行管理や効果的な運転者教育の実施について、なお一層の取組をお願い申し上げます。
 結びに、貴協会のますますの御発展と、皆様の御健勝、御多幸を祈念いたしまして、新年の挨拶とさせていただきます。