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交通局長年頭挨拶

警察庁交通局長 井上剛志

  新年おめでとうございます。
  皆様方には、日頃から陸上貨物運送事業に係る交通事故防止対策につき、格別な御配慮をいただきますとともに、警察行政の各般にわたり、深い御理解と暖かい御支援をいただいており、厚く御礼を申し上げます。
  さて、平成28年中の交通事故情勢につきましては、11月末現在で、交通事故発生件数、死者数及び負傷者数のいずれも減少傾向で推移しており、このまま推移すれば、いずれも昨年の数を下回るものと思料されます。
  これも皆様方を始めとする関係各位の御尽力の賜であると改めて感謝申し上げる次第であります。
  しかしながら、交通事故死者に占める高齢者の割合が過半数を占め、また、長野県軽井沢町で多数の死傷者が出る貸切バスの転落事故が発生したほか、高齢運転者による交通死亡事故が続発し社会的耳目を集めるなど、交通事故情勢は依然として厳しい状況にあります。
  こうした情勢を踏まえ、警察といたしましては、悲惨な交通事故を1件でも減少させ、政府が目標とする「世界一安全な道路交通」を実現すべく、高齢者の事故防止を始めとする総合的な交通事故抑止対策を一層強力に推進していくこととしております。
  また、本年3月には、高齢運転者や貨物自動車に係る交通事故防止等を目的とした改正道路交通法が施行されます。
  現下の厳しい交通事故情勢の中で交通死亡事故等抑止の効果を上げるためには、警察と関係機関・団体が連携を一層強化し官民一体となって諸対策に取り組んでいくことが不可欠と考えております。
  貴協会におかれましては、貨物運送事業の職域における交通安全の取組の推進に御尽力いただいているところであり、貨物自動車に係る交通事故防止が更に図られるとともに、事業に携わる運転者が一般ドライバーの模範となっていただくよう、適切な運行管理や効果的な運転者教育の実施について、なお一層の取組をお願い申し上げます。
  結びに、貴協会のますますの御発展と、皆様の御健勝、御多幸を祈念いたしまして、新年の挨拶とさせていただきます。